「10歳の壁」「9歳の壁」小4算数がカギ!我が子に出来る対応と家庭学習方法

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今思えば、間違いなく「10歳の壁」「9歳の壁」だった。

9歳の壁、10歳の壁、小学校4年生の算数について行けない、小学校4年生の子供の対応に難しく感じていませんか?

それって9歳の壁・10歳の壁かもしれません。

小学校4年生の男の子の子育て体験記。当時の記録です。

今までと変わらない生活をしていても子供の様子にあれっ?という瞬間が増えました。

その時、その時に対応していて良かったということはとても多い。

  • 小4から小5にかけて始まる子供の様子を理解する
  • 「9歳の壁」「10歳の壁」を知り、どう乗り越えたか?
  • 親として出来ることは何か?をまとめました。
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9歳の壁・10歳の壁とは?

10歳の壁
10歳の壁って知っていますか?

9歳・10歳の壁とは2000年以降に出てきた言葉。

NHKで特集番組(クローズアップ現代)10歳の壁を乗り越えろ 

を組まれたこともあり、一般に広く知られるようになった。

もともとは学年が上がり勉強がより難しくなってくることにより

勉強の躓きを意味する言葉として使われていた。

  • 勉強の変化 (勉強への理解度・成績への理解)
    • 学校の勉強がより難しくなることで生まれる勉強の躓き

現在は小学校4年生を取り巻く様々な環境の変化を総称して10歳の壁(9歳の壁)と呼ぶ

  • 心の変化 (反抗期や思春期の始まり)
    • 子供が 大人の階段を上る成長段階における心や体の変化
  • 生活の変化 (孤独や自由の始まり)
    • 学童保育からの卒業 共働き夫婦の子供に訪れる生活スタイルの変化

今は9歳の壁、10歳の壁は「イヤイヤ期」や、「反抗期」の様に知られた

子供が大人になるために迎える必要な成長の証。

文部科学省にも小学校高学年の子供の特徴として書いてあります。

9歳以降の小学校高学年の時期には、幼児 期を離れ、物事をある程度対象化して認識することができるようになる。

対象との間に 距離をおいた分析ができるようになり、知的な活動においてもより分化した追求が可能 となる。自分のことも客観的にとらえられるようになるが、一方、発達の個人差も顕著 になる(いわゆる「9歳の壁」 ) 。

文部科学省 子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題

10歳の壁 勉強の変化 算数が難しくなる

算数
難しくなる算数

気になったポイント

好きだった勉強に意欲的じゃなくなる

分かっていないわけじゃないけど、ケアレスミス・単純な計算間違いが目立つ。

実際の子供の様子

先生から「詰めが甘い」と言われた。

本人も気が付いていて、どうにかしたいけどどうしていいか分からなかった。

何が出来なくて、何が出来るのかも分からなかった。

特に算数は、もったいないな と思う点数が多かった。

4年生の算数はぐっと難しくなります。

今までついて行けていたはずなのに…。

ここまでは出来ていたけど急に出来なくなる。

分からなくなる子供も出てきます。

小学校4年生 算数が難しくなる理由

  • 文章問題の複雑化 
    • 単なる計算問題ではなく思考力を問われる文章問題も。

かけ算のような暗記すればこなせていた単元でなく、

あまりのある割り算・小数点のかけ算など数字への理解もより複雑に。

ここで芽生える苦手意識=勉強嫌いに繋がってしまいます。

4年生の分かれ目ではっきりと差が付くのがこの頃です。

我が家では先生に言われた一言もあり、

算数の家庭学習をやろうか?という流れになりました。

算数が苦手=低学年から始まっている場合はこちら

10歳の壁 勉強・心の変化 劣等感を抱きやすい

自己肯定感
人と比べて自分は…となりやすい10歳の壁

身体も大きく成長し、自己肯定感を持ちはじめる時期 であるが、反面、発達の個人差も大きく見られることから、自己に対する肯定的な意識 を持てず、劣等感を持ちやすくなる時期でもある。

文部科学省 子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題

特に学校での集団生活で勉強が出来る・出来ないのイメージはこの頃に大体決まってきます。

  • 周りの友達の状況が見えてくる
  • 自分は人と比べて…となりやすい

当時、長男の勉強に対して、1~3年生時のような ”自信のある様子”

がみるみる失われていく事が気になっていました。

得意だと思っていた勉強が難しいと感じる

友達が自分より出来ている気がする

自信がなくなる=自己肯定感が失われていく

今、これを読むと深く納得します。

周りと比べて・・・という新しい自分に対する意識が芽生える。

どうして自信がないの?

あんなに出来ていたじゃない?

今も出来ているよ大丈夫。と何回言った事でしょう

算数の家庭学習をする=増えていたケアレスミス・苦手意識を払しょくする

のは失われかけた自己肯定感を取り戻すには良かった方法。

長男の小学校4年生の時にはこのタブレットの存在を知りませんでした。

思考力を問われる問題がかなり沢山出てきます。

次男・三男の9歳・10歳の壁には活用したい

9歳の壁、10歳の壁 子供の様子・反抗期の兆し?

反抗期の表情
なんだかイライラ

今までの子供らしさだけから、複雑になってきたな…と感じることが多くなった。

勉強・友達付き合い・兄弟関係

実際の子供の様子 

毎日の生活の中で感じる変化

  • イライラしている
  • 友達付き合いが複雑になる
  • 兄弟の前で自分の事を話したくない
  • 親になんでも話していた時から距離を置きだす

なんだか、イライラしている。で、そのあと 落ち込む

「どうしたの?」と聞いても特に答えが返ってくるわけじゃない

子供のストレスが溜まっているな…と気が付くけれど

兄弟がいるとなかなか二人だけで話す時間は無くなる

学校の様子などをきちんと話させるような場を設けなければ・・・

親が出来ること 

安心して話をさせるストレスを吐き出させる

毎日寝る時にはすっきりとストレスないように寝かせたい。

弟たちを先に寝かせ、ゆっくりと長男と話す時間を設けました。

二人になると、落ち着いて話せることが多くなりました。

算数の家庭学習を二人で毎日こなすことにより出てきた信頼関係か?

何か困ったことがあると 長男の方から

「夜に話すよ」と声がかかることもありました。

学校で見せる顔は子供の場合無理をしている事もあります。

こちらを参考に

10歳の壁 友達関係の変化

男の子の友達

友達付き合いも複雑になって来ていて、ただ遊んで楽しかったーと

帰ってくるのとは訳が違う。

また、集団の規則を理解して、集団活動に 主体的に関与したり、遊びなどでは自分たちで決まりを作り、ルールを守るようになる 一方、ギャングエイジとも言われるこの時期は、閉鎖的な子どもの仲間集団 が発生し、付和雷同的な行動が見られる。

文部科学省 子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題

友達同士、主張しあうしトラブルも多い。

友達同士のトラブルにどの程度親が介入する?

あまりに過保護でも困るし、かといって放任過ぎても困る。

子供の成長の度合い・家族・環境・育て方・親の方針は子供の数だけ違う。

子供の成長に合わせ、子育てルールに各家庭で大きな違いが出るのもこの頃から。

各家庭の生活スタイルでも大きく違います。

共働き家庭の子供が自由な時間が増えるのも学童からの卒業の小4から

  • お小遣いを自由にできる・できない
  • 友達同士のトラブルの対処方法
    • 親が介入する・しない
  • ゲームに対するルール
  • カードなどコレクションの数
  • 自分の部屋があって自由に友達を呼べる

その都度、「うちはうち」のルールで良いものか?

友達がそうだから…と言って自分の家のルールが簡単に変わってしまっても

子供に対して毅然とした態度が取れるように

自分の家の子供に対しての子育てをどうするか?を夫婦で決めました。

ルールは絶対でなく、その都度変更もあるように。

子供の意見も聞きながら調整しました。

時々、友達やちょっと上の子供を持つ先輩ママさんに様子を話して、ルールをどうしている?と聞くこともありました。

10歳の壁・9歳の壁に親が出来ること

大人の階段
大人の階段を上っているのだと理解する

その時心掛けていたこと

目を離さないけど、手を離すところを決める

我が家は長男の10歳の壁という初めての経験。

その当時長男の様子が「10歳の壁だね…」

とは気が付かずに対応していました。

ただ、状況が変わったな・大人に成長する通過点なのかな?

とは感じていました。

一番の変化は大切な時期かもれない。

しっかり見たい・話しておきたいと思い、

苦手な意識が芽生え始めている算数】を一緒にやろう

という時間を設け毎日向き合った事が

偶然にも壁を乗り越えることにつながりました。

我が子の「10歳の壁」で悩む保護者に 

子育てに悩む母
子育ての軸を親が決める

子育ての方針はその親によって様々です。

地域で開催された『児童期の子育て』講演で聞いた話です。

小学校1年生2年生はまだ子供も素直。親の目の行き届くところで成長する。

コミュニケーションと五感を刺激する。

体感させる・良い事と悪い事をしっかりと教える

小学校3年生4年生は中学年いわゆる「ギャング世代」と言われる。

親としては少し手が離れることで「中だるみ」してしまい親の目が離れる時。

実は中学年が一番大切な時期。手抜きをせずに、子供の事を注意深く見ること

小学校5年生・6年生になるとそれまでの”尖った感じ””から”大人の話が分かる”。

大人への入り口を通過するので親としても一人の人として尊重する。

反抗期を迎えつつもまた、中学への進級もあり親の関心が寄せられる時期である。

児童期の子育て 元学校校長による教育委員会 アドバイザー講演

このような話を知っているのと知らないのでは

子育てをする気持ちも子供に対する態度も変わってくる。

情報は手に入れて子育てに活かすべきだと感じました。

今は、関連の本も様々に出版されています。

私の10歳の壁 親にして欲しかったこと

私の10歳の壁
見ていて欲しかったかもしれない

私の10歳の壁だったのだと思います。

自分の体験は今でも覚えています。

私の子供のころは、両親ともに働いていたこともあり超のつくほど放任でした。

それはそれで、楽だったこともあります。

まさに小4の時の子供時代に、クラス内でいじめがありました。

いじめのターゲットはクラスのボス的女の子の機嫌

毎日くるくる変わります。

「無視」するのです。

ターゲットを一日中。

その子に話しかけると、次は自分になっちゃう。

私はたまらなく嫌でした。

ある日、子供から相談を受けたその保護者から学校へと伝わりました。

表面的には無くなったもののそれは卒業までありました。

私は母には相談できなかった。

忙しいのも分かっているし、プライドもあった。

ちゃんとやってると思われたかった

学校の問題を告げ口の様に言って酷くなることも嫌だった。

だけど、本当は気づいてほしかった。

親に相談できて、問題になった子供にはボス的な女の子もそれ以上無視することはなかった。

子供心にいいなーと思ったのです。

介入して欲しかったけど、親とそこまで話す時間なんてなかった。

私は、子供時代の自分の経験から子育ては期間限定であること。

しっかり成長を見ておきたい

求められる時に、向き合いたい

なにかあったら力になりたいと思って自分の子育て軸を作っています。

今、長男が小学校5年生になって あの時の算数は大変だったな

やはり独特に荒れていたかもしれない…と思いました。

算数に対する苦手意識も今はあまりありません。

あの4年生の時よりも長男は自分で勉強にも向かえるようになっています。

参考になると嬉しいです。

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