2020年。コロナウィルスの蔓延と共に様変わりした生活。
子供がいる身の生活では大きく毎日が変化しました。
明日から、緊急事態宣言解除の生活でまた社会が段階的に再開されます。
子供を取り巻く環境も様子を見ながらではありますが、再開します。

子育て中に
これほど子供と一緒に
濃厚な時間を過ごす事は、
今までにありませんでした。
緊急事態宣言中の生活で
感じたこと、
まとめておきたいと思います。
なかなか経験することではないと願いたいですが、先は分かりません。
元の生活に戻る今感じている事は、今後の子育てにも役立つかもしれません。
子供達と2020年3月初めから5月31日まで。
じっくりと向き合った事を記録しておきたいと思います。
子供は当時 春から新5年生。新1年生。幼稚園新年長。 3人の男の子です。
2020年 コロナウィルス感染拡大 突然の休校宣言
2020年2月の最終週の木曜日の夜だったと思います。ニュースで安倍首相が突然の会見。来週の月曜日より小学校の休校を要請されました。
- 横浜に停泊していた大型クルーズ船のクラスター発生の対応が連日ニュースで報じられていました。
- まだ、未知のウィルスに対しての対応が皆分からないという混乱状況でした。
まだまだ自分たちの生活にこれほど影響を及ぼすとはこのころはまだ感じていませんでした。
2020年 3月2日 小学生は突然の休校になりましたが、幼稚園、保育園はその通りではないということで、小学生は学校休み。幼稚園は通園と少し変わった生活になりました。
まだ、幼稚園がやっていることもあり人との接触も少し警戒感がありましたが、公園にはお友達がたくさんいましたし、人と会話は普通に行われていました。

小学生はまだ、この時には事の重大さは分かっていません。
親ですら、分かっていませんから。
子供は突然の学校休校に、少し寂しいと思う反面、春休み前倒しのような感覚で少し楽になると考えていたと思いました。
- マスクが売っていない、街からマスクが消えるというニュースが連日流れていた
- 海外のメディアから次々に日本よりもシビアな警戒感。
- イタリア、パリ、アメリカがロックダウンを次々に発令する中、日本はまだ呑気だと海外からのニュースに言われ始めたのもこの頃です。
オリンピックを夏に控えて日本は大丈夫なのかと思っていました。
幼稚園の通常保育は行われ、遠足などの課外授業・保護者会・お別れ会などは中止となりました。3月20日過ぎ、予定していた卒園式まではマスク着用や参列の人の制限はあったもののギリギリのタイミングで出来ました。
3月25日東京オリンピックの延期が決定されると、状況は一変しました。
↓
やはり一気に感染が近くに迫っている感が増しました。
人との接触を避ける。
子供を連れてどこかに行くことはなかなか厳しい状況となりました。
これ以降、日に日に感染者は増加。
子供との公園もこの頃から人のいない夕方や早朝にランニングする程度となりました。
4月に入り、感染者の増加、全国でのクラスターの発生などさらに警戒感が増す中、
とうとう2020年4月7日に緊急事態宣言 外出自粛要請が出ました。
緊急事態宣言中の子育て 休校中の小学生と過ごす
気を付けたこと
- 生活のリズムを崩さない
- 自主勉強の習慣をつける
- 運動させる
- 自由な時間を作る
- ゲームの使用時間・約束事を決める
- 自主的に行動することに口を出さない
- 休校は必ず明けると話しておく
- 学校の存在、友達の存在を忘れないようにする
- 目標を立てて、達成していくことの喜びを知る
リズムを崩さないために
学校が毎日ないとなると、生活のリズムがどうしても崩れやすくなってしまいます。子供の年齢にもよると思いますが、夜更かしをしたり、朝の決まった時間に起きる必要がないと親の緊張感も途切れます。
親の緊張感の途切れ まあいいや…が危ない
単調ではありますが、
- 決まった時間に起きる
- 決まった時間にご飯を食べる
- 毎日軽く運動をする
- 毎日勉強をする。
リズムが整うと自由な時間とのメリハリができます。
分かってはいますが母親の自分も楽になりたいので、楽をすると途端に家じゅうのリズムが崩れます。子供は親の状況をよく見ています。
親が楽をしていれば、子供もすぐに楽をします。親のつらいところではあります。
ここでパパの出番です。

休みじゃない
家で仕事だ。
みんなも家で学校なんだよ。
主人の厳しさに助けられました。
4月の緊急事態宣言が発令後は主人も在宅ワークとなりました。
家で仕事をするという状況なので、食事や始業時間などある程度のリズムを合わせることが必要となりました。結果それがよかったのだと思います。
私にとっては 主人の目があるので途中、息苦しいと感じることもありましたが…。
また主人は、子供に対しても毎日決まった時間に机に座り勉強を始めるということを崩さなかったので少し厳しすぎるかもしれない…と思うこともありました。
しかし、そのおかげで
午前中には皆が進んで勉強や仕事を始めるという雰囲気になっていました。
緊急事態宣言中の子育て ゲームとの付き合い方
休校が始まった当初、ルールを決めなかったので午前中に勉強を少ししたらゲームをしていい?と聞かれるようになりました。最初あまり考えておらず、勉強したらその後はいいよとゲームをさせていました。
↓
しかし、午前中にゲームの時間を一人で使ってしまうと幼稚園チームは帰宅後 できなくなってしまいます。次第に、小学生はずるい。と幼稚園チームから苦情が来るようになりました。
うちでのルールは 1日45分間です。
ゲームの設定をあらかじめそうしており、親だけが解除できるようになっています。
- ゲームの自動設定で45分過ぎれば自動で切れる
- 親だけが解除できる
- 45分間の間は、iPadのゲーム、YouTube動画を見てもOK.
- 45分が過ぎたら、一斉にすべて終了。
ゲームについては各家庭 色んなルール・方針があります。
うちは最初は30分→60分→45分と試してみて、この45分間というルールに落ち着いています。
例外もあり、友達を誘って家で遊んだりするときは、この設定を解除してもらって 長くすることもあります。
休校中でもこのルールにのっとり、ゲームの時間は45分を守り続けました。
やはり、学校のリズムをきちんと守りながら生活するには午前中のゲーム使用は禁止することにしました。5.6時間目の授業が終わる時間を想定し、大体3時頃までは学校があると仮定して過ごすことにしました。
自主学習
自主学習については、3月、4月は学校からもあまり指示がありませんでした。
前学年のおさらいを中心にしました。うちではベネッセのチャレンジタッチをしているので、その中のカリキュラムをしながらと、学校で配られているドリルをもう一度やってみることにしました。
- 子供学習ドリル
- ベネッセ チャレンジタッチ
- NHK For School
- 学校のプリント おさらい
新しいドリルを買って学習しようと思いましたが、ネットも軒並み売り切れでした。
いよいよ外出もできない。毎日家族全員が家で過ごす毎日になりました。
緊急事態宣言が出たときに 子供と話した事
子供にも、休校中の過ごし方を工夫するように話して聞かせる。
- 休校は学校に行けないだけであって、休みではない。
- どんなに長くなっても学校は再開する。
- 学校再開から差が付く 過ごし方の違い
- 何も考えずに過ごしている人
- 自分で考えながら過ごしている人
自分はどうしたいか、考えて生活するようにしなさい。
↓
そのことだけを伝え、自分で考えて計画して勉強を進めることにさせました。
特に5年生の子供に対して、毎日指示したものをこなさせることの方が大変だと思いました。毎日、喧嘩しながらとか、強制的にということをしたくなかったからです。
自分で決めたことなら継続できそうなのと、出来なければ修正して工夫してすることができるかなと考えました。

幼稚園年長、年中チームには
午前中は話をしなくてもできる遊びを考えてするようにと話しました。
- 勉強
- 読書
- レゴ
- 絵を描く事など
下の兄弟が横で遊んでいる声が気になり、兄が勉強に集中できないとイライラしたり当たるようなことが多くなってきたからです。
限られたスペースの中で皆で過ごさなければならないので、家族といえども好き勝手に過ごしていては何かと喧嘩になります。
今は何をする時間か…というのを大体決めて、一日の流れを作っていきました。
小学生の兄には友達と時々連絡を取らせる
友達と会わない日々が続くと、学校も忘れがちになります。友達の生活はどんな風か、時々ラインなどビデオチャットで会話をさせていました。
くだらない事ばかりを話しているように思いましたが、意外にも友達が割と勉強していたとかで、電話を切った後 焦って勉強することもありました。
緊急事態宣言中の子育て 母のメンタル維持
休校が始まった当初の私の考え
せっかくだから、楽しもう
しかし、日々続く家事の山、勉強の心配、子供の健康管理
毎日の家事に加えて、子育て、家の片付け、3回のご飯作り、後片付け、買い出し
母の仕事はとても多くなり、日々のあれこれをするだけでまあ大変です。気を付けたことしてあげるのもなんですが、非常に大切なことだと思います。
自分にとにかく優しくする。無理をしない。疲れたら寝る

当たり前の事かもしれませんが、
自分の機嫌を
常に平常に保てるように。
無理をしない生活
を心がけました。
私の子育てのモットーもほとんど同じ事ですが心の健康が保てなくなると、些細なことで爆発しがちです。爆発しがちな母親を持つほど、自粛期間がきつい事はないでしょう。
自分にとっても家族にとっても母の機嫌は大事なものとなります。日々、自分のコンディションと相談して生活を送るよう心掛けました。

最大に気分転換になったもの
ブログで毎日の記録をする

子供たちが午前中に勉強している間に、自分も仕事の様に毎日更新を続けました。
学校や幼稚園、習い事が無くなると、日々の曜日感覚もなくなっていきます。
何曜日か、何日か関係ない毎日の中で、何かを続けるということは
生きている記録を残すようなものだと思いました。
自分が何を思って、何を考えていたか書き出すことは意外にもストレス解消にとても役立ちました。
簡単に読み返すことができますし、自粛期間という珍しい毎日でしたので更新に悩むこともあまりありませんでした。
映画鑑賞
- 日常がほぼルーティーン化するために、アクションやコメディなど頭を使わずとものめりこめるような映画はスカッとしました。
お菓子つくり
- 豆腐ドーナツや、ケーキなどホットケーキミックスで簡単にできるようなおやつつくりは家族からも好評でした。
- ただ、昼食後にお菓子を作り始めるのですが、そうするとすぐに夕ご飯の準備の時間となってしまい、一日中何かを作っている羽目になります。
筋トレ
- どうしても日常の動きが制限されるので、夜になっても体力があったり体が重いような感じがします。youtubeなどの筋トレ動画を見て一緒に筋トレを始めました。
- 腹筋が、なかなか出来なかったのですが日に日に何回かはできるようになり、次第に夜の寝る前の慣例となっていきました。
自粛期間という特別な期間を何もせずにただ家事をこなし過ごすか、
どう過ごすか考えて毎日を送るかは、親にとっても意味のある事でした。
この自粛期間が今後どのように生活に影響を及ぼすか、まだ分かりません。
子供達にとっても親の私達にとっても家族という単体だけでこのように長い期間を過ごすことは今までもなかったので、日々試行錯誤しながらの毎日でした。
家族がいい意味で刺激しあい、毎日怒らずに、泣かせずに過ごせたことは良かったことだと思います。自分だけの子育てでは、もっと子供も私もだらしなくなっていただろうと思います。
緊急事態宣言解除 自粛期間が終わって気が付くこと
今は、6月4日。
自粛期間が明け、店が段階的に営業を再開し 人が動き出している1週間目です。
学校も2時間だけですが始まり、来週からは毎日、次の週からは給食も再開します。
長く長く、明けないように思われた自粛期間も
再開し始めると急に過去の事のようです。
しかし、自粛期間は人々の価値観が変わるきっかけになったように思います。
私は、自分に対する厳しさをもう少し持たなければならないと反省しました。
何が起こるか予想もつかないようなことが起きる連続で、
子育てをすることは子供をどう守るか、
限られた制限の中でいかに工夫して子育てをするかは
これからも起きる事態に柔軟に対応し、
何とかやらなければならない親への試練でもありました。
子供の前向きさや、変化を楽しみ挑戦をし続ける様子にこちらが勉強させられているかのような毎日でした。
この毎日の子育てはこれから、結果が出てくるかなと思っています。
久しぶりに会う友達には嬉しそうにしている子供達ですが、疲れや対人関係の面倒などはこれから向き合わなければならない課題として出てきそうです。
一つ終わるとまた、一つ始まる子育ての記録です。
参考になると嬉しいです。


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