我が家は3兄弟。
今年中3の長男は我が家で初めての受験生。
受験生の11月後半ともなると、本当に受験が間近に迫っていると感じる。
次男は5年・三男は4年。こちらは中学受験準備の真っただ中の友達が多い。
最近「受験」という言葉が常に身近にある。
「中学受験と高校受験」どっちがいい?
今回は「受験生」になってからじゃ遅い!
小学生の内に身に付けておきたいこと
11月の受験生の母ブレブレ体験談と共に。
焦りと迷いがふんだんに入り混じった現場からお送りします。
中学受験する理由とメリットは?
中学受験する子供の方が多いんじゃない?
今の高学年は特にそう思う。仲良くしている友達もほとんど中学受験する。
近くに公立中学があるけれど「誰か行く人いるのかな?」というレベル。
対象の学年に子供がいると受験情報は常に入ってくる。学校選びや受験に対する考え方。
子供の年齢によって親の介入度は違う。
立ち話で「公立中学も充分いいと思うけど。」と言うと、お母さん達は一斉に「いい噂を聞かない」
「先生がなんにもしてくれないらしい」とお喋りしている。
「いいって言ってる人初めて」という始末。
長男はかなり青春を謳歌してますが…。
紆余曲折あり、中学受験を決めている
どうして中学受験することを決めたの?
✅子供が中学に入って勉強するとは思えない
✅高校受験するメンタル無さそう
✅熾烈な高校受験より、付属に入ってエスカレーターで進ませたい
✅言うこと聞いてくれそうな今のうちに
✅大学受験をするために高校受験をスルー
✅地元の友達と合わない
こんな答えが返ってくる。
3年生の後半くらいから塾を選び、子供の特性と将来を考え、しっかり勉強させている。
学校でも子供同志で塾の話は多くなり、宿題が多い・習い事で遊ぶ時間はほとんどない。
小さい時からの積み重ねでこの日常が当たり前になっているようだ。
中学受験のメリットは?
✅子供が親の言うことをまだ聞く
✅素直なうちに勉強させる
✅受験の無い「6年間の教育」を受けられる
✅大変だった人間関係をリセットできる
「早いうちに」がキーワードの中学受験
親が伴走や先導するのが中学受験と聞く。
子供と一緒に進路を探し、挑戦する。
子供はまだ素直で、親の意見も受け入れる。
中学と高校受験で一番大きな違いが「年齢」当たり前だが、この年齢が大きな差を生む。
たった3年の違い。だが子供の変化はすごい。心も体も音を立てて成長しているような毎日。
小学校6年生と中学3年生はほとんど別人だ。
高校受験する理由とメリットは?
我が家の様に中学受験せずに公立中学へ
高校受験のメリットは?
✅本人の希望が最優先→親の負担が減る
どの高校を親がすすめても決めるのは本人で、受験するのも本人。
色んな選択肢から自分で答えを出す
「自己責任」の幅が大きくなる
(反抗期すぎて、進路の話すらできないという場合もあり。)
現在の高校受験の学校選び
昔みたいに単純に成績で近所の高校に行く感じではない。
最近は中学でもキャリア教育が盛んだから、幅広い選択から自分に合った学校を選べる。
ネットでバーチャル学校見学があったり、YouTubeで学校紹介・文化祭なども見れる。
好きなことは?苦手な教科は?学校を選ぶときに重視することは?大学はどんなことを学びたい?
将来どんな職業につきたい?など色んな方向から志望校を決めていく。
本格的に「受験生らしくなる」夏休み以降。
それまで毎日あった部活が終わると、途端に「受験モード」
塾で行われる模試や、学校見学、中間テスト、期末テスト、検定などをこなしているうちあっという間に11月。
何度か行われる「面談」や模試の結果で自分の成績と向き合う。
中学3年間の成績はそのまま高校受験の進路を決める材料になった。
テストの期間に頑張ったか?どうやって勉強に向き合ったか?志望校を決めるまでに3年間を振り返る。
中学受験は親の意見が色濃く反映された進路を選ぶから、高校受験の特徴だろう。
最終的に「決めるのは本人」
✅決めたことに全力で向き合う
✅自分の人生を進めていると自覚する
たとえ、学校に入学し「こんなはずじゃなかった」と思っても「親のせいにできない」
自分で責任を取らなければならない。
同時にこちらは気を付けている。
✅口出し過ぎてはいけない。
✅普段の勉強から「自分」でやらせる
こんな風に揺れてます。受験生の母
子供に任せて本当に大丈夫?と…。
体は大きくなり、会話が成立するからと言って「子供の選んだ道」と選択の責任を押し付けて良いのか?と考える。
自分が中3の頃を思い出し「実は、分かってそうで分かってないんじゃない…」と思う。
本人の希望は本当に心からの希望?など考えたら終わりがない。
子供が自分で選択し、どの程度親も介入する?これが本当に難しい。
「自分で決めたと言っても」
自分の子供の頃のことをよく思い出す。
今ほど皆、過保護でもなかった。
進路についてうるさく言われることもなく「行けるところに行く」という感覚だった。
何校かの選択肢の中から「なんとなく」志望校を決めた。
途中で、違ったかな…と思っても自分で決めた高校だし卒業まで通った。
だけど、時々考えることもある。
もう少し事前に情報があったら同じ高校は選ばなかったかも…とか
もっと下調べして学校を選んでいたら、また違う人生だったかも…と。
振り返ると、とても幼かった私の子供時代。
自分で決めろと言われても、一番いい選択のためにどうする?とよく分からなかった。
しかし、後悔もそれほどしていない。それは自分で自分の進路を決めたから。というのがある。
結局、何を考えても親の気は焦る。
けれど実際に「子供の人生の最初の選択」に親がしてあげられる事はあまりなく
「心配・祈り・ご飯の支度・健康」くらいだなと思っている。
受験生に必要なスキル
受験生に必要なスキル=自信
「受験生」という期間を過ごすのに、とても必要だと思うのが「自信」
勉強をやってもやっても「試験が不安過ぎて眠れない」という友達もいると聞く。
我が家の長男は勉強の時間も少ないと思う。
だが、いつもメンタルだけは安定している。
のんきでピンと来ていないんじゃないか?と思うことがよくある。
だけど、自信だけは「自分が作り出すもの」で何かと連動している必要はない。
「根拠のある自信と根拠のない自信」
どちらでもあまり関係ない。
「自信」を持っているか?=自分の心を安定させることができるかどうか?である
自分を信じることができるか?と言うと難しいが、安定しているということ。
「まあやってみるしかない」と挑戦できる。
小学生の頃からどうやって勉強に向き合ってきた?自分の成績をどんな風に捉えてる?
どんな風に自分が感じている?
何をどんな風に積み重ねてきたか?それを認知しているか?は自信を作る材料になる。
今回長男の受験はかなりのチャレンジ。
合格判定も全然届かないし、現在の偏差地と比べても難しいとされている。
ただ、本人が学校見学をして「気に入った」
志望する理由はそれだ。
中3男子はそれ以上たくさん話さないが、本人の中で思うところがあったのだろう。
志望校はその学校になった。
「簡単に行けるような学校は選びたくない。」
「自分よりもっとすごい人達がいるような学校に行きたい」と言う。
小学校の時にはきっと出なかった言葉。
「中学校の貴重な3年間」が彼を今のように変えた。
「なぜそんなにポジティブなの?」とゆれゆれの母長男に聞く。
もう私も大概おめでたいと思うけど、輪をかけておめでたいと思う。
「アニメの影響」…答えもおめでたい。
主人公が全く勝ち目のない試合にも自分だけを信じて立ち向かっていく
どうやら、それに影響されているらしい。
全然合格判定も出ないのに、本当ポジティブ(笑) おっ…おう…。
母は半笑いでついて行くしかない。
でも、それでもいいのかな。
自分で選んだものに価値を見出し、自分の思う様に人生を選択し始めている。
ホント、中3男子ってこんな感じ。それでも頑張れよっと思う。私もきっとおめでたい。
小学生のうちにできるといいこと
「積み重ねる」こと
習い事でも、勉強でも遊びでも。
なにかをコツコツと積み上げる・上手くなるように努力する・時間をかける。
積み重ねるを体感すると、全てをつながった連続と考えることができる
積み重ねの最初の自分を思い出す、積み重ねた毎日を思い出す。
後から考えると、ずいぶん自分が変化したことに気が付く。
我が家はとにかく、算数が嫌いになって欲しくなかった。スタートは母の怯え(笑)
子供にどんな家庭学習をしたらいいか分からなかった時
「無学年の自分で進める勉強」というのはとても斬新だった。
RISU算数という教材を4年間やっている
ゴールまでの長い「先取り学習」学年の関係ない先取り学習は学習意欲が高まった。
これがとても活きたのは「続ける」ことが自信につながったから。
毎日1時間のリビング学習。
算数で始まった自主学習で、自分の勉強をどう進めたらいいかを学んだ。
RISU算数について子供の変化やその時感じた子供の学習の変化を書いてきた。
これも長くなり、振り返ると自主学習の内容も、子供達の勉強への向き合い方も
どんどん変わっていることを知る。
RISU算数の挫折はこちら
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高校受験にも肝心な教科はやはり「数学」
小学校算数が苦手でついて行けないのは、すでに「中学数学のスタートに立てない」ことを意味する。
中3の数学は難解で、もう私はなにがなんだか分からないが
小学校の時の算数をぞんざいにしていたら「これムリだな」とだけはよく分かる。
算数嫌いをなんとなく放っておいたら、中学の数学は厳しい。
中学途中から数学を急に好きになる生徒はほとんどいない。
小学校算数の基本の上に成り立っている中学数学。数学を落とすと、成績は上がりづらい。
「差が開く」教科になる。
中学数学の取り戻すことのできない難しさを知っている。
「小学校のうちに算数頑張ろうよ」は本当に今、経験から言えることだ。
反対に、早期教育の代表の様に言われる英語は「早くなくても大丈夫」
長男は「洋楽」に興味を持ち自然に得意教科になった。
今は、YouTubeで調べればなんと歌っているか英語の字幕が出る。
なんて歌っているか分かると楽しくなる。
耳から入る英語の音もそのまま覚える。
中学2~3年生で自然に英語に興味が出て成績が上がり始める。これは塾の先生も「中学生あるある」と言っていた。
私も中学時代、洋楽から英語が好きになった。中学生あるあるは昔も今も変わらない。
積み重ねかたに注意!!
毎日積み重ねる自主学習
「積み重ねて頑張ってる」ことを子供が認知している?ただやらされてる?…全く違う結果に?
そのルール「始める前に考える」
なんだか俳句みたいになってしまったが笑。
最近、外部のテストでよく会うお母さんに
「どうやって外部のテストを受けさせてるの?」と聞かれた。
どうやって?と思ったが、我が家はイベント化している。詳細な成績が返ってくるのが嬉しいらしい。
外部テストは続けていると、成績の伸びがグラフで表される。
自分の成績についてぶつ切りではなく、続いている結果と受け止められるようになる。
テストは受けるにつれて、その場の雰囲気・空気にも慣れ、最近はその日のうちに自己採点するようになった。
その友達のお母さんは中学受験の練習として毎回テストを受けさせている。
テスト次の日はご褒美に「ゲームやり放題」
何年も重ねてご褒美形式にしてきた結果、本人が自分の成績に全く興味を持たず
「とにかく次の日のゲームを楽しみに」
テストの時だけ集中し、あとの解答は見向きもしないそう。テストの時だけ集中して頑張るのも充分すごいけど。
ご褒美スタイルにしてしまうと毎回面倒。という理由で、それはしなかった我が家。
積み重ねで、長い間の習慣は変えるのが余計に大変になる。
同じテストを受けても全く違う結果になりそうだと思った。
とにかくコツコツ・小さなハードルを順調に超えて行く。急に何も変わらない。
けれど、自分は自分の成績に関わっている。と子供が感じれば
「自分の成績は自分が頑張ったからだ」と自信を持って自分を評価できる。
下の二人は来月、始めて二人でそろって落ちた算数検定と数学検定のリベンジをする。
「今年中に落ちた検定に合格して、すぐに次の検定を受けたい」
小学生でも自分の勉強に自信を持つことができる。自分の勉強を進めることができる。
「今までちゃんとやってきたから」と子供が満足できる結果が出るといい。
今回は受験生の母真っただ中の現場からお送りしていますので
現在の母の焦り多めです。書くことで落ち着かせている意もアリ(笑)
参考になると非常に嬉しいです。
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