小学生の子供達。イライラしていませんか?学校がしんどい。授業がしんどい。友達関係がしんどい。外ではそのしんどさを口にできずに、家に帰るとイライラ。兄弟に当たったり、喧嘩を始めたり。些細な事で泣いてみたり。
学校生活で精一杯やっている子供達。
家に帰ってからの様子がおかしいことありませんか?
今年の2020年は学年が変わるタイミングで緊急事態宣言が発令。小学校も全国で休校となり、長いお休みの後、学校がやっと再開されました。
2020年10月現在 子供達の学校は通常通りとは行かないのは行事やイベント。
授業の遅れを取り戻すべく勉強の方はむしろイベントがないためぎっしりと詰まっています。休校で今まで経験したことのない休みを過ごし、学校生活の再開。
大人でさえ、自分のモチベーションを保つのがつらい今年。暗いニュースも、忙しさも相まって世相や空気がどんよりとしているのが今年。
子供の大変さは分かっている。しかし、家に帰って爆発。親もしんどい。学校では目立った問題がなく、先生も心当たりがない。となると、子供のSOSサインかもしれません。
学校も混乱の中、学びの変化を試している
今までの詰込み勉強・暗記勉強=学歴社会から
予想できないような事が起こる=自分の知識と経験から対処し、逞しく生きていく
子供を育てるために文部科学省も方針を改訂しています。
新しい時代に必要な資質となる能力の育成と、学習評価の充実
学びに向かう力・人間性
生きて働く知識・技能の習得
思考力・判断力・表現力
対話的・主体的に深い学び・未知の状況にも対応できる人間の育成へと
授業・学習を変化させている。
文部科学省学習指導要領解説平成30年改訂
このように文部科学省が学習指導要領の改訂をしたことで、学校の学習も問題の答えを導き出すまでの過程を説明させたり、議論して主張をさせるなどのアクティブラーニングを取り入れています。
ただ聞いていればよかった授業のスタイルから、参加型・意見を発表する機会が増えており、発表や人前に立つことが苦手な子供にはその授業も負担になります。
今年は特に休校明けの学校再開で学校現場も制限のある活動を余儀なくされ、先生も前例がないなか、試行錯誤されている様子です。
そのため現場の混乱が漏れ伝わってくることがよくあります。先生も子供もいつもの年よりストレスを感じているのでは?と思います。
子供のイライラ・しんどい 学校ではいつもと変わらない生活
学校はいわば子供にとっては公の場。自分を出せずに様々な事を消化しながら頑張っています。家に帰るとこんな調子の時には早めの対処が必要です。
なんか、変だなーと感じる時、ありますよね
子供のイライラサイン=SOSのサイン
- 家に帰るとぐたっとしている
- 口数が少ない
- イライラしている
- 些細な事で泣く
- 喧嘩が多い
子供でも、外で出す自分と家での振る舞いが違うことがあります。学校では気を張っていて周りの目を意識し、頑張っている。家での振る舞いを注意深く見守る必要があります。
子供のイライラ・しんどい・・・のサインに親が出来ること
子供の学校しんどい・・に親が出来る事、解決策を考えて実践してみました。子供の状態は刻一刻変化します。その都度状態を見て、親がサポートすることが求められます。
- 生活のリズムを整える
- 早寝・早起き
- 食事
- 休みの日、下校~数時間は好きなようにさせる
- 完璧を求めない
- 一緒に話す時間を取る
- 一緒に勉強をする
- 見ているよという安心感を与える
1.子供の疲れに睡眠不足。睡眠不足は”百害あって一利無し””。
生活のリズムを徹底的に見直し、とにかく夜は早く寝かせる。8時間から10時間の睡眠をとることで体にたまった疲労感の軽減・また成長ホルモンが促進されます。
栄養バランスの取れた食事に気を付けて時間をかけてしっかりと食べさせる。生活のリズム・栄養バランスは子供にとって大切な成長の要となります。
2.多少のダラダラは寛大に。「疲れているよね。お疲れ様。」と声をかける。
共感と理解。難しく言うとそんな感じでしょうか。多少だらだらとしても、家で素が出せているのならば、それも良しとしましょう。
頑張っているのを知っているよ。と声をかけてあげることで信頼されていると感じます。
3.完璧を求めすぎない
時間に追われるようになると余裕がなくなります。
子供の様子に合わせて予定も幅を持たせることが必要です。なるべく学校中心の生活に。過度な習い事など本当に必要かよく考える。支障が出るような事は避けながら、子供の体調に注意する。
4.食事中・お菓子を食べながら。ふとゆっくりと話す時間を取る
子供も親も忙しい毎日。ゆっくりと話す時間は意識して取りたいものです。ふとした会話から、子供はいつも見ていてくれている、気にかけてくれていると感じ、心の充足に繋がります。
5.一緒に勉強をする=見守る
今年は結構重要ではないでしょうか??
家庭での学習方法を見直し、見守ることが後々本当に重要になってくると感じます。
学校の課題の進め方についても、意見してみる。こんな意見もあるよと伝える。
6.いつも気にしているよと伝える
どんな些細な事でも子供にとってのストレスとなるとそれは対処してあげたいものです。親も迷いながら、応援しているよと伝えることはとても重要な気がします。
実際の学校しんどいエピソード 1年生・5年生
こちらは実際にあった我が家の学校しんどいエピソード。子供の学年によって様々なストレスがあります。今年は特に子供もストレスを感じやすい。敏感に察知したいものです。
学校しんどいエピソード 1年生
小学校1年生はまだ、学校が始まったばかりで毎日の生活を送ることがやっとだったりします。家だけはリラックスして過ごせるようにと日々心掛けています。
次男の小学校1年生は休校明けにすぐに、弟を小さくいじめたり、嫌がらせをしたり。それを注意すると泣いて泣いて…という事が重なりました。
男の子との兄弟は特にそうだと思うのですが、プライドがあり他の兄弟の前で弱みは見せられません。そんなときは、一人一人時間も空間も分けて話を聞くようにしています。
話を聞いた次男からは、こんな答えが返って来ました。
- 1日に何回も何回も怒られているクラスメイト
- 先生がそのたびに怒っている→それを聞くことが嫌だ
- 何回も怒られるたびに中断される授業
- 毎日繰り返される勉強
- 暑い
そんな事がストレスになっていたようなのです。学校の出来事はいくつか親がどうしようもできないこともありますが、話を聞くだけでもかなり落ち着きました。
幼稚園の時から通っていた習い事も「疲れているから、行きたくない」と言うようになりました。
月謝の事もありますし、どうするかをすぐに決めることはせずに週の半ばで行っていた習い事を週末に動かしたり、学校がしんどそうな週は思い切って休ませたりしました。
学校しんどいエピソード その2 小学校5年生
これは今年ならではかもしれませんが、アクティブラーニングの弊害かもしれません。
文部科学省が学習指導要領の改訂をしたことで、考えさせる授業・意見交換や発表の授業が多くなりました。こちらは高学年の長男がまさに当たった壁でした。
学校の授業=求めているものが難しすぎる
授業内容を聞いていると黒板をノートに写し、ひたすら先生の解説を聞くという授業があまりありません。
自分やグループで調べたいことを決め、疑問点、解決策などを探りながら転結までもっていく。その学習結果をクラスの前で発表するという高度な授業が行われています。
最近、長男は先生にその発表の際に中断されてこう言われました。
「準備が足りない。やり直し。」
そのグループは最後まで発表ができずに、別の日に再度発表をすることになりました。
今年は休み時間も特別時程により少なく、やり直しを求められた子供たちは休み時間にも集まってまとめたそうです。
先生のプレッシャーと、他の子供達との様々な意見交換のなかで、帰宅後「疲れた」という日が多くありました。
悩みとして相談されたわけではありませんが、発表の際の注意点、調べ方などについてもご飯を食べながらなど話したことで新たな発見があったり。
アクティブラーニングでの弊害
- 学習方法が自分一人ではない
- 役割分担
- コミュニケーションをとる事の難しさ
- グループワーク
- 自分ばかりを押し通してもグループの成功にならない
- グループとして発表するにはどうしたら?
相談されたときに、まるで会社の中のプロジェクトをグループでやっているかのような悩み。と思いました。小学校高学年・・・高度な事をしています。
家庭での家庭学習・勉強方法・過ごし方を自分で決める
家庭での学習・時間を充実させる
長かった休校、学校再開、短い夏休みと切れ目のないような、今までにない経験。学校も子供達も親も、些細な事がストレスの種になります。また、いつかどうなるかも分かりませんし、この混乱の中子供たちは日々成長します。
今年こそ家庭での学習が必要だと実感した年はありません。
勉強、やっている子はやっているし、やっていない子はやっていない
この差が明らかに大きくなっていると思います。
子供にもこのことは伝えてあります。やるか、やらないかも自分で決めて進むほうがいい。
もともとそんなに教育熱心ではありません。しかし、今は子供のやる気を引き出し見守ることは親に課せられた使命のような気がします。学校に任せて安心だった時と明らかに変化していると感じます。
学校生活を送る時のストレスにはきちんと向き合う。と同時に、家庭での学習方法は親子共々なるべくストレスなく子供が自分から進んで出来る方法にしていくことに切り替え、気を付けました。
家庭学習での決めごと
- 自分でどのくらいやるのかは子供が決める
- 自分の決めた事が出来たか、出来ないかは親が見る。
- 焦らせるような勉強方法はしない
- 出来ているところを確認させて、出来なかったところの復習をする
子供の決めた事柄に対して応援し、得意な事を伸ばす。
自己肯定感・自己効力感という言葉を聞いたことがありますか?
最近、どの育児本でも自己啓発本でも出てくる言葉ですが、子育てには欠かせない知識だと思います。
自己肯定感
自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり[1]、自尊心(英語: self-esteem)、自己存在感、自己効力感(英語: self-efficacy)、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である
自己効力感
自己効力感は自分にある目標を達成する能力があるという認知[1]のことをさす。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
自分で決めた事をこなして行けたことで自分に価値があるという自信が生まれる=自己肯定感
自分で決めた事をこなしていく力=自己効力感
勉強も自分で計画しこなしていくことで、自分が出来る存在であると確認することがとても大切なのではないかと思います。
うまく家庭でフォローすることで自信が付く勉強方法に変わって行きます。
どのくらい勉強するかも自分で決める・無学年制
家庭学習について調べていますが、私たちが育ってきた時代と違いオンライン学習、タブレット学習が入ってきたことでその種類は本当に多いです。
我が家はこの算数に特化したタブレット学習RISU算数勉強方法はとても効果的に働きました。自分で決めた勉強方法・進め方で学年の区切りなしに自分に挑戦できる無学年制という勉強方法です。
以下は我が家の口コミブログです。どんな風に取り組み、効果が出たかをまとめました。
また、在宅で勉強できるとあって家庭でのフォローができ躓きを確認して再度苦手を克服できるというメリットもありました。
家庭学習の方法は日々進化しています。先が見えないこの時代にも成長しなければならない子供達。
自分から意欲的にタブレットに向かい学習するので、意外に負担がありません。
まあ、継続はなかなか大変です。最初のころの勢いがなくなると継続・習慣の大切さを思い知らされます。
まだまだ我が家も継続勉強しながら、試している最中ですが成長を見守りつつ子供の自主性を伸ばしていきたいと思います。
参考になれば嬉しいです。
考えられる原因